「冬の廊下が寒すぎて、部屋から出るのがつらい」と感じていませんか。我が家は、ローコスト住宅に13年住んでいます。暖房のない廊下とトイレの寒さは、毎年の悩みです。

冬の廊下で困っていること
  • 部屋を出た瞬間の冷たい空気
  • 足元から冷える廊下とトイレ
  • 階段から下りてくる冷気
  • 暖房を増やすと上がる電気代
ハム
ハム
パパ、廊下のカーテン、今年もつけるの?
パパ
パパ
つけるよ。あれがあるのとないのとじゃ、全然ちがうからな。

我が家が毎冬続けているのは、100均の突っ張り棒で付ける約1,000円のカーテンと、小さなファンヒーターです。本格的な対策ではありませんが、カーテンは付けるのと付けないのとで寒さが全然違います。

この記事では、我が家が実際に続けている廊下の寒さ対策と、その効果と限界を正直にまとめました。我が家が試していない一般的な対策や、根本的に寒さを解決する方法も分けて紹介します。

我が家の廊下が寒い理由

長い廊下と階段から下りてくる冷気という我が家の廊下が寒い理由

対策の話に入る前に、我が家の廊下がなぜ寒いのかを紹介します。原因が分かれば、どの対策が効きそうかも見えてくるはず。

我が家の廊下の寒さには、間取りと暖房の2つの理由がありました。

長い廊下、階段から下りてくる冷気、暖房のない場所。どれも、ローコスト住宅に限らず、多くの2階建ての家に当てはまりそうなものです。自分の家の廊下と比べながら読むと、分かりやすいかなと思います。寒さの原因が同じなら、我が家の対策もそのまま参考になるはずです。

1階と2階の長い廊下

我が家は、1階にも2階にも長い廊下があります。

廊下は移動するためだけの場所なので、暖房を置いていません。長い廊下ほど、暖房のない冷えた空間が家の中に広がることになります。

この長い廊下は、13年住んで後悔している間取りの1つです。間取りの後悔は、注文住宅の後悔10選の記事にまとめています。

2階から階段を下りてくる冷気

もう1つの理由が、2階から階段を伝って下りてくる冷たい空気です。

冷たい空気は、下へ流れる性質があります。冷えた2階の空気が階段を下りて、1階の廊下に流れ込んでくるのです。

パパのひとこと

2階から階段をつたって降りてくる冷気も、本当にやばいんです。

暖房のない廊下とトイレ

そして、廊下とトイレには暖房がありません。

リビングは暖房とカーペットや絨毯で何とかしのげていますが、部屋を一歩出ると、廊下とトイレは足元から冷えています。

暖かい部屋と寒い廊下の温度差は、体にも負担がかかるもの。この温度差を小さくするのが、廊下の寒さ対策の目的です。

突っ張り棒カーテンの効果

約1,000円の突っ張り棒カーテンで廊下と玄関を仕切る寒さ対策の効果

我が家の寒さ対策で、一番効果を感じているのが、突っ張り棒で付けるカーテンです。寒い時期になると、廊下と玄関の間に取り付けています。

費用は約1,000円なのに、付けるのと付けないのとでは寒さが全然違います。

本格的なカーテンではなく、100均の突っ張り棒と手ごろなカーテンを組み合わせた簡単なものです。それでも、冷たい空気の通り道を仕切るだけで、廊下の体感は大きく変わりました。

約1,000円でできる仕切り

かかった費用は、だいたい1,000円くらいです。

突っ張り棒は100均のもので、カーテンも1,000円しない、本格的ではないものを使っています。工事も道具もいらず、廊下の幅に突っ張り棒を渡してカーテンを掛けるだけです。

賃貸の家でも壁に穴をあけずにできるので、まず試してみる対策としては、手軽さが一番の魅力だと思います。

寒い時期は奥が透けない厚手

カーテンを付けるのは、基本的に寒い時期だけです。

ローコスト住宅の1階にある長い廊下
夏に薄手のカーテンを付けていた年の廊下。寒い時期は、奥が透けない厚手のカーテンを付けます

冬は、奥が透けない厚手のカーテンを使います。冷たい空気をしっかり止めたい冬は、厚手のほうが安心です。

夏は外しておくのが基本ですが、年によっては薄手のカーテンを付けることもあります。突っ張り棒なので、付け外しも簡単です。

付けるだけで全然違う寒さ

このカーテンは、付けるのと付けないのとでは、寒さが全然違います。

カーテンが、玄関側と廊下の間の空気の通り道を仕切ってくれるためです。冷気の通り道を1枚の布で仕切るだけで、廊下の体感がはっきり変わります。

約1,000円でここまで変わるので、費用のわりに効果はすごく大きい対策だと感じています。

ファンヒーターの寒さ対策

若干暖かくなる程度だが灯油なしで安心して使えるファンヒーターの寒さ対策

カーテンと一緒に使っているのが、小さなファンヒーターです。

ただし、ファンヒーターは「廊下全体を暖める」ほどの力はなく、若干暖かくなる程度です。

それでも使い続けているのは、手間がかからず、子どもがいても安心して使えるから。我が家の使い方と、使ってみた本音を紹介します。暖房器具を買うか迷っている人は、効果と手軽さのバランスを見る材料の一つになるはずです。置き場所や使う時間など、具体的な使い方も書いています。

カーテンの外に置いて朝2時間

我が家で使っているのは、KOIZUMIの送風機能付きファンヒーター「KHF-1250」です。冬は温風、夏は送風として使えるタイプです。

これを、廊下に付けたカーテンの外側、玄関側に置いています。使うのは主に、朝起きてから2時間ほどです。

KHF-1250は2015年ごろの商品なので、今は後継の機種が販売されています。同じような「温風と送風の両方に使える」タイプを探すと、1年中使えて便利です。

若干暖かくなる程度という本音

効果は、正直に言うと「若干暖かくなった程度」です。

本格的な暖房器具ではないので、廊下がぽかぽかになるわけではありません。あくまで、寒さを少しやわらげるための道具です。

我が家では、カーテンで冷気を仕切り、ファンヒーターで少し暖める。この2つを組み合わせて使っています。

灯油なしで子どもがいても安心

それでもファンヒーターを使い続けているのは、手間がかからず、安心して使えるからです。

電気で動くので、灯油を買ってきたり入れ替えたりする手間がありません。火を使わないので、子どもがいても安心して使えるのも大きな理由です。

ただ、電気の暖房器具でも、置き方によっては火災の危険があります。安全な使い方は、このあとのよくある質問で紹介します。

トイレと玄関の寒さ対策

トイレでは使うときだけ小さな暖房をつけるトイレと玄関の寒さ対策

廊下のほかに、トイレと玄関でも、ちょっとした工夫を続けてきました。

どちらも大がかりな対策ではなく、毎日の暮らしの中で続けられることばかりです。

あわせて、暖房器具を増やしたことで気になる電気代についても、我が家の感覚を紹介します。暖房を増やすか迷っている人は、電気代とのバランスを考える参考になるかなと思います。トイレと玄関は、廊下とつながっているぶん、一緒に対策しておきたい場所です。

行くときだけつけるトイレの暖房

トイレには、廊下のものより小さなファンヒーターを置いています。

使うのは、トイレに行くときだけです。つけっぱなしにはせず、必要なときだけつけています。

一般的にも、トイレのような狭い場所は、小さな暖房器具でも暖まりやすいと言われています。

季節で厚さを替える玄関マット

玄関には、一年中マットを敷いたまま。

夏は薄手、冬は厚手のマットに替えていて、季節に合わせて使い分けているのは、廊下のカーテンと同じ考え方です。

寒さ対策のために用意したものではありませんが、季節で厚さを替えるのは、我が家の冬じたくの1つです。

電気代は月1,000円ほど増えた感覚

暖房器具を置いたことで、電気代は若干高くなりました。

我が家の感覚では、月に1,000円くらい増えたように思います。正直に言うと、正確に計算した数字ではありません。あくまで目安です。

ファンヒーターを使うのは、朝の2時間ほどと、トイレに行くときだけです。

試していない寒さ対策

すき間テープや窓の断熱シートなど我が家が試していない一般的な寒さ対策

ここからは、我が家では試していないものの、一般的によく紹介されている廊下の寒さ対策を紹介します。

ここで紹介する対策は、我が家の体験ではなく、一般的な情報です。

廊下や玄関の寒さの原因は、家によって違います。すき間風が気になる、窓が冷たい、床が冷たいなど、自分の家の寒さの原因に合わせて選ぶのがいいかなと思います。どれも、ホームセンターや通販で手軽に手に入るものばかり。カーテンと組み合わせる方法もあります。

すき間テープ

玄関ドアや窓のすき間から冷たい風が入る場合は、すき間テープが候補になります。

すき間に貼るだけで、すき間風を減らせるとされている、手軽な対策です。

ホームセンターや100均でも手に入ります。貼る前に、ドアや窓の開け閉めのじゃまにならないか見ておくと安心です。

窓の断熱シート

廊下や玄関に窓がある場合は、窓に貼る断熱シートも選択肢になります。

窓ガラスに貼ることで、窓からの冷気をやわらげる効果が期待されています。

ただし、窓からの冷気を根本から止めたいなら、内窓(二重窓)のほうが効果は大きいというのが一般的な考え方です。我が家は内窓を付けていて、断熱シートは使っていません。

廊下のマットやコルクマット

床の冷たさが気になる場合は、廊下にマットやコルクマットを敷く方法があります。

足元に1枚敷くだけで、冷たいフローリングに直接触れずに済むので、体感の寒さがやわらぐとされています。

洗えるタイプや、すべり止め付きのものを選ぶと、毎日歩く廊下でも使いやすいはずです。

根本的な寒さ対策

窓の次は床下と天井の断熱を考える根本的な寒さ対策

カーテンやファンヒーターは、手軽で効果もありますが、あくまで寒さを「しのぐ」ための対策です。

家の寒さを根本から解決するには、家そのものの断熱を見直す必要があります。

我が家も、4年前に内窓を19か所に付けましたが、廊下やトイレの足元の冷え、階段の冷気は残りました。ここでは、根本的な寒さ対策の考え方を簡単に紹介します。詳しくは、それぞれの記事で紹介しています。

内窓19か所でも残った足元の冷え

我が家は4年前、LIXILの内窓「インプラス」を19か所に付けました。

結露はなくなり、窓からの冷気はしっかり止まりました。それでも、廊下とトイレの足元の冷えや、階段から下りてくる冷気は残ったままです。

窓だけでは、家全体の寒さまでは解決しませんでした。内窓の効果と後悔は、二重窓の後悔の記事にまとめています。

床下と天井の断熱リフォーム

窓の次に考えたいのが、床下や天井の断熱リフォームです。

一般的に、足元の冷えには床下の断熱、2階から下りてくる冷気には天井の断熱が効くとされています。寒い場所に合わせて工事の場所を選ぶのが、後悔しないためのポイントです。

我が家はまだ見積もりを取っていませんが、考え方や補助金は断熱リフォームは意味ない?の記事で詳しく紹介しています。

建て替えや住み替えとの比較

我が家は今、今の家を直すか、同じ土地に建て替えるか、売って住み替えるかで迷っています。

断熱リフォームには、それなりの費用がかかるもの。リフォームの費用によっては、建て替えたほうが納得できる場合もあるので、我が家も両方を比べながら考えているところです。

廊下の寒さは、家全体の性能を見直すきっかけにもなります。我が家の検討の様子も、このブログで記録していきます。

廊下の寒さのよくある質問

暖房器具の安全な置き方や電気代の目安など廊下の寒さのよくある質問

最後に、廊下の寒さ対策について、よくありそうな質問をまとめました。

安全に関わることは、公的な機関の情報をもとにまとめました。

暖房器具は、使い方を間違えると火災の原因にもなります。特に、カーテンの近くで暖房器具を使う場合は、このあとの注意点を必ず確認してください。気になる質問から読み進めても大丈夫です。電気代の計算方法も、公的な目安の単価で紹介しています。

突っ張り棒カーテンの付け方のコツ

突っ張り棒カーテンは、冷たい空気の通り道をふさぐ場所に付けるのがコツです。

我が家は、廊下と玄関の間に付けています。玄関からの冷気が廊下の奥へ入るのを、入り口で止めるイメージです。

一般的には、床まで届く長さのカーテンにすると、足元から冷気がもれにくくなると言われています。突っ張り棒は、廊下の幅に合う長さのものを選ぶと安心です。

ファンヒーターとカーテンの距離

暖房器具は、カーテンなどの燃えやすい物から離して使うことが大切です。

製品評価技術基盤機構(NITE)は、暖房器具に衣類や布団、カーテンなどが近づいたり触れたりすると、火災になるおそれがあると注意を呼びかけています。取扱説明書で決められた距離をとることや、つけっぱなしで離れないことも呼びかけられています(NITEの注意喚起)。

我が家のようにカーテンの近くで使う場合は、カーテンが風で動いても触れない距離をとることが大切です。

賃貸でもできる廊下の寒さ対策

賃貸の家でも、突っ張り棒カーテンなら壁に穴をあけずにできます。

すき間テープや床に敷くマットも、はがしたり片づけたりできるので、賃貸向きの対策です。

貼る物を使うときは、はがしたときに跡が残らないか、目立たない場所で試しておくと安心です。

暖房の電気代を抑える使い方

一般的に、電気代は「消費電力(kW)×使った時間×電気の単価」で計算できます。

電気の単価は、家電の目安として1kWhあたり31円がよく使われています(全国家庭電気製品公正取引協議会)。たとえば1,200Wの暖房器具を1時間使うと、約37円が目安です。

我が家のように、使う時間を朝やトイレに行くときだけにしぼると、電気代を抑えやすくなります。

廊下の寒さとヒートショック

家の中の温度差は、ヒートショック(急な温度の変化で血圧が大きく上下し、体に負担がかかること)の原因の1つ。

消費者庁は、冬の入浴中の事故を防ぐために、入浴前に脱衣所や浴室を暖めておくことをすすめています。詳しくは、消費者庁の注意喚起が分かりやすいです。

廊下やトイレの寒さ対策も、家の中の温度差を小さくすることにつながります。特に、高齢の家族がいる家では意識しておきたいポイントです。

まとめ|まずは仕切ってみる

まずは冷気の通り道を仕切ってみるという廊下の寒さ対策のまとめ

ローコスト住宅に13年住んで、廊下の寒さ対策で一番効果を感じているのは、約1,000円の突っ張り棒カーテンで冷気を仕切ることでした。

我が家の廊下の寒さ対策
  • 約1,000円の突っ張り棒カーテン
  • 寒い時期だけの厚手カーテン
  • 朝2時間だけのファンヒーター
  • 行くときだけのトイレの暖房
  • 月1,000円ほど増えた電気代

カーテンやファンヒーターは、手軽に始められて、寒さを確かにやわらげてくれます。一方で、家全体の寒さを根本から解決するには、断熱の見直しが必要です。

まずは約1,000円の突っ張り棒カーテンで、冷気の通り道を仕切ってみるのが一番手軽かなと思います。それでも寒さが残るなら、断熱リフォームの記事を参考に、家の寒さの原因を調べるところから始めるのが近道です。